わきがを比較してみよう!
わきがを比較してみよう!
がんの原則@については、「六〇対三〇対一〇」という数字が語られる。がんの六〇パーセントは再発もなく、比較的簡単に治ってしまう。しかし、がんの三〇パーセントが手遅れの進行がんであり、難治性がんと呼ばれる治りにくいがんだ。残りI〇パーセントの境界線のがんは医者のかかり方次第であって、その後の運命はどちらに転ぶかわからないのだ。
「だから、がんは『三年一組』です」
とは、ある高名な外科医の言葉だ。がんを仮に三年一組という生徒集団とみなせば、優等生(治るがん)もいれば、落ちこぼれ(治りにくいがん)もいる、と。
がんを治す実力度で言えば、境界線にある「一〇パーセント」を治せる治療チームは、がんで助かる「六〇八‐‐セント」も確実に治せる。でぱ医学的に治るがんと治りにくいがんとの違いは何か。それを決定づける三つの病気情報が、
1.がんの進行度(ステージ)
2.がんのできた部位(臓器)
3.どのような治療を、どこで受けるか
1は早期発見と早期治療の問題、2はがんの悪性度と治療の難易度、3は治療法の選択と医者のかかり方の問題だ。
実際、早期の胃がんや大腸がん、乳がん、子宮がんの治癒率などは九〇パーセントを軽く超え、十人中九人が治る。逆説的に言うなら、「運が悪ければがんで死ぬ」。反対に、手遅れの豚臓がんや胆管がん、肺がんなどぱ「運がよければがんで死なない」。がんにも天と地の違いがある。
次に、がんの原則Aについて。自著『理想の病院』(講談社現代新書)でぱ評判の病院を訪ね、病気別の名医リストを一般読者に提示した。このとき実は、がん医療の世界には、技術面でレベル以下の医師がいることを知って驚いた。医師の能力や経験によって患者の明暗が分かれてしまい、必ずしもすべての人が最善の治療を受けているとは言い難い現状を見た。
現行の医療保険制度上、名医もレベル以下の医師も、がんの治療代ぱ同額と定いや、治療上手の医師にかかると手術後の合併症が少なく、入院期間も短くて安上がりになるのだから、日本医療の七不思議のひとつだ。
それを知ってか知らずか、初対面の医者に向かって 1おまかせします」と頭を下げ、あとで後悔することもある。そうならないためには、何を知っていればよいか。
ここでいちばん大事なのは、がんの種類と進行度など、自分の病状に合った治療の選択を間違えないことだ。はたして、その医師がすすめる治療法はベストのものか。もっと他にも選択の余地があるのではないか。こうした治療情報は個別の問題であって、自分の病気をよく理解したうえで、ベストの治療法と、安心してかかれる医師を選ぶ。それが、がんの原則B「がんを正しく知る」に他ならない。
よい医者の七条件
がんになりたくてなる人は1人もいない。治るがんと治りにくいがんの明暗を分けるものには神の領域(寿命)と人間の領域(治療の受け方)の両面があり、がんを知ることで自分の治療の受け方がわかってくる。
そのためにも、自分の治療に関する質問メモは大切な意味を持つ。いったい何を、どう聞けばよいか。検査や治療の内容について何を知りたいか。それを一度整理してメモ書きしてみる。
一つのヒントは、がん治療の流れに沿って質問メモを作る方法だ。
たとえば、がんがわかった当初の質問項目は、
○私の病名(確定診断名)は?
○がんは、どこの部位にできているか?
○がんの大きさはどのくらいか?
○リンパ節などに転移する(している)可能性はあるか?
○がんの進行度は?
○治りやすいがんか、治りにくいがんか?
○手術は必要か?
○もし手術をしなかったら、どうなるか?
○手術以外の別の治療法はあるか?
○手術以外の治療法を選択した場合、がんが治る確率(治療成績)はどう違うか?・
このように、ざっと考えても十の質問がある。他にも、手術の前に聞くべきこと、手術が終わったあとに聞くべきことを整理して質問メモにしたら、大体、四十から五十の質問は出てくるものだ。本書の第3章では、実例に即して私が考えた「がん手術にまつわる四十五の質問」を具体的に紹介するので参考にしてほしい。
この場合に、患者の質問を受けて説明する医師の側には「よい医者の七条件」があって、その医師の能力や人間性を採点するのに役立つ。
@医療技術が高い。
Aプライバシーを尊重する。
B担当医をやたらと交代しない。
C態度や言葉遣いがよい。
D励ましが上手。
E患者の話を丁寧に聞く。
F説明がわかりやすい。
右の七条件について、すべてを満たすような心ある医師たちを私は知っている。彼らの仕事ぶりから順位付けを試みると、がん治療の理想的な医師像は、@↓F↓E↓D↓C↓B↓Aというところか。いずれにせよ、@「技術と能力の高さ」に加え、F「説明のわかりやすさ」、E「十分に話を聞く態度」、D「励まし上手」などが、ひとりの医師にづフンスよく備わっていれば、患者側の期待が大きく裏切られることはあり得ない。
よい病院と出会うための十ヵ条「医療と人間」を主なテーマにして、私は、これまでに北海道から沖縄まで全国三百ヵ所以上の病院に足を運んで取材活動をしてきた。次に掲げる「よい病院と出会うための十ヵ条」は、私の取材体験に基づく「病院の見分け方」と「医者のかかり方」である。
@医師の顔が見える病院を選ぶ。
A簡単に「おまかせします」と言わない。
B大学病院信仰を疑う。
C最新技術があり成績も良好か確かめる。
D情報提供を億劫がらない病院を選ぶ。
E入院期間が短い病院を選ぶ。
F同じ担当医が退院後までフォローする病院を選ぶ。
G病院の都合より患者を優先するところを選ぶ。
H医療ミスを患者に伝える勇気がある医師がいるかどうか。
I良い医師と思ったら後は信頼する。
私が理想的と感じた病院は、もっとも基本的な部分で、共通点がある。そこで働く医師一人ひとりに、すぐれた医療技術に加え、あたたかく誠実な人間性が感じられることである。これを「医師の顔が見える病院」(@)と呼ぶ。
Aについては、前述したとおり、自分の体のことだから、そう簡単に「おまかせします」とは言わないという患者側の姿勢だ。医者に気を悪くされても困るし、素人だから何を聞いていいかがわからない、という患者の本音には一理ある。けれど、治療を受けるのは自分の体である。
がんになったら頭を切り替えて、医師を相談相手とみなし、病気に関してはなんでも遠慮せず聞く。なんでも話すというのが患者と医者の理想的な関係である。
病気の不安、副作用の悩み、治り具合、再発の可能性、生活の仕方などで最善の答えを持っているのは本来、あなたの目の前にいる主治医なのである。わからないことはわからないとはっきり伝えることで主治医との信頼関係を深め合っていけるもの。病気を治すのに親密なコミュニケーションは不可欠である。
ただ、主治医が他の診察に追われて忙しい時には患者側も気配りが必要で、いちばん困っている事なりいちばん苦しんでいる事だけに質問をしぼってみる。症状的な問題なら、いつから始まったか、どのようにして始まったか、部位はどこか、どうなったか。これらを事前にメモ書きして伝えれば数分間の会話で問題解決ができてしまう。
一方、患者や家族の疑問に対して真剣かつ誠実に答える(D)のは、がん治療に当たる医師の当然の義務である。これを渋るような医師は明らかに主治医失格ということだ。
この場合に知っておきたいのは、主治医と病棟受け持ち医の違いだ。主治医とは本来、外科部長とか病棟医長などの責任あるスタッフドクターがつとめるもの。
わきがのココだけの話をしましょう。他に例をみないわきがです。
ついにわきがを導入しました。素敵なわきがをお届けします。
よりシンプルさを追求したわきがです。秋葉原でしか手に入らないわきがです。